過去問を解く意味と目的
過去問は国試対策において最も重要なツールの一つです。過去問を解く目的は以下の3つです:
- 出題傾向を把握する:どの分野から、どのような形式で出題されるかを知る
- 自分の弱点を発見する:苦手分野を特定し、対策を立てる
- 本番の練習をする:時間配分や問題形式に慣れる
過去問を「ただ解く」だけでなく、戦略的に活用することが合格への近道です。
国試対策の全体像については、看護師国試の効率的な勉強法を参照してください。
過去問は何年分解くべきか
推奨は5〜10年分
| 年数 | メリット | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 3年分 | 最新傾向を効率的に把握 | 時間がない人 |
| 5年分 | 出題傾向を十分に把握 | 標準的な受験生 |
| 10年分 | 網羅的な対策が可能 | 万全を期したい人 |
直近5年を重点的に
古い問題は出題基準が変わっている場合があります。特に以下の分野は最新の傾向を重視しましょう:
- 在宅看護:出題数が増加傾向
- 感染症対策:COVID-19関連
- 災害看護:新たな出題傾向
- 法律・制度:改正に注意
過去問の効果的な解き方
1回目:力試しとして解く
最初は時間を計らずに解くのがおすすめです。
- 現在の実力を把握する
- どの分野が弱いかを特定する
- 今後の学習計画を立てる材料にする
2回目以降:本番を意識して解く
2回目以降は本番と同じ条件で解きましょう:
- 時間を計る(午前・午後各2時間40分)
- マークシートを使う
- 参考書を見ない
分野別に解く方法
通し演習だけでなく、分野別に過去問を解く方法も効果的です:
- 参考書で該当分野を学習
- その分野の過去問を集中的に解く
- 間違えた問題を復習
- 関連知識を整理
分野別の対策については、成人看護学の対策、老年看護学の対策などを参照してください。
復習の方法(超重要)
復習のタイミング
過去問を解いた後の復習が最も重要です。復習のタイミングは:
| タイミング | やること |
|---|---|
| 解いた直後 | 自己採点、間違いにマーク |
| 当日〜翌日 | 解説を読み、理解する |
| 1週間後 | 間違えた問題を再度解く |
| 1ヶ月後 | 全体を通して解き直す |
間違えた問題の分析
間違えた問題は、以下の4つに分類しましょう:
| 分類 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 知識不足 | そもそも知らなかった | 教科書・参考書で学習 |
| 理解不足 | 知っていたが理解が浅い | なぜそうなるか考える |
| ケアレスミス | 読み間違い、マーク間違い | 問題文を丁寧に読む練習 |
| 応用力不足 | 知識はあるが応用できない | 類題を多く解く |
ノートにまとめる
間違えた問題は「間違いノート」を作成しましょう:
- 問題番号と分野
- なぜ間違えたか
- 正しい知識・考え方
- 関連する知識
模試の復習方法については、模試の活用法も参考にしてください。
過去問を3周する方法
1周目(理解重視)
- 時間を気にせず丁寧に解く
- 解説をしっかり読む
- 関連知識を調べる
- 苦手分野を特定する
2周目(定着重視)
- 1周目で間違えた問題を中心に
- 時間を意識して解く
- なぜその答えになるか説明できるか確認
3周目(スピード重視)
- 本番を想定した時間で解く
- まだ間違える問題をリストアップ
- 直前期に集中的に復習