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【看護師の夜勤】リアルな1日の流れと給料・体調管理

田中美咲(114回合格・現役ナース)

田中美咲(114回合格・現役ナース)

はじめに

「夜勤ってやっぱり辛い?」
「体壊さないか心配...」
「夜勤手当ってそんなにもらえるの?」

看護学生のあなたにとって、夜勤は未知の世界ですよね。私も学生時代は不安でいっぱいでした。

この記事では、現役看護師として夜勤を経験している私が、夜勤のリアルを包み隠さずお伝えします。

夜勤の勤務形態

二交代制と三交代制の違い

二交代制三交代制
日勤8:30〜17:008:30〜17:00
準夜勤-16:30〜0:30
深夜勤-0:00〜9:00
夜勤16:30〜9:00-
拘束時間約16時間約8時間
休憩2〜3時間1時間

最近の傾向

近年は二交代制が主流になっています。理由は:

  • シフトの組みやすさ
  • 申し送り回数の削減
  • 看護師の確保がしやすい

ただし、16時間拘束は体力的にきついため、仮眠の確保が重要です。

夜勤の1日の流れ(二交代制の場合)

16:30 出勤・情報収集

日勤からの申し送りを受けます。担当患者さんの状態、注意点、今夜のケア内容を確認。

17:00 夕食の準備・配膳介助

食事介助が必要な患者さんのお手伝い。内服薬の管理も重要な業務です。

18:00〜19:00 検温・処置

バイタルサインの測定、点滴交換、創部の観察など。ナースコールへの対応も並行して行います。

20:00 消灯準備

就寝前の排泄介助、眠前薬の投与、患者さんへの声かけ。

21:00 消灯・巡回開始

病棟が静かになります。ここからが夜勤の本番。定期的な巡回、急変への対応、記録作成を行います。

0:00〜2:00 仮眠(交代制)

同僚と交代で仮眠を取ります。この仮眠が取れるかどうかで疲労度が全然違う。急変や緊急入院があると仮眠が潰れることも...

4:00〜5:00 採血・処置

朝の採血は夜勤の仕事。寝ている患者さんを起こすのは心苦しいですが、検査のためにご協力いただきます。

6:00 モーニングケア

清拭、更衣、環境整備。患者さんの1日が始まります。

7:00〜8:00 朝食準備・配膳介助

朝食の介助、内服確認。

8:30 申し送り・記録

日勤への引き継ぎ。夜間の状態を報告します。

9:00 退勤

ようやく終了!16時間お疲れ様でした。

夜勤の給料・手当

夜勤手当の相場

勤務形態1回あたりの手当
二交代制・夜勤8,000〜12,000円
三交代制・準夜勤3,000〜4,000円
三交代制・深夜勤4,000〜5,000円

月収への影響

夜勤が月4回の場合:

  • 二交代制:月+3.2〜4.8万円
  • 三交代制:準夜2回+深夜2回で月+1.4〜1.8万円

年間だと40〜60万円の差になります。夜勤の有無で年収は大きく変わるんです。

深夜割増(法定)

夜勤手当とは別に、22時〜5時の労働には25%以上の深夜割増賃金が法律で義務付けられています。

夜勤のメリット・デメリット

メリット

  • 収入アップ:手当で年収40〜60万円増
  • 平日休みが取れる:役所、銀行、病院に行きやすい
  • 患者さんとゆっくり話せる:日勤より時間にゆとりがある
  • 急変対応の経験が積める:スキルアップにつながる
  • 夜勤明けの解放感:これは経験者にしかわからない幸せ

デメリット

  • 体内リズムが乱れる:自律神経への影響
  • 友人と予定が合わない:土日勤務も多い
  • 睡眠の質が低下:慢性的な疲労感
  • 肌荒れ・体調不良:特に最初の1年は辛い
  • 夜中の急変は精神的にきつい

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体調管理のコツ

1. 仮眠を確保する

夜勤中の仮眠は「取れるなら絶対取る」。2時間の仮眠でも疲労回復効果は大きいです。

2. 夜勤前の過ごし方

  • 夜勤の前日はいつもより1〜2時間遅く寝る
  • 夜勤当日の午前中はゆっくり過ごす
  • 夜勤前に仮眠(2〜3時間)を取る

3. 夜勤明けの過ごし方

  • 帰宅後すぐに3〜5時間仮眠
  • 午後は起きて活動(買い物、カフェなど)
  • 夜は通常の時間に就寝(23時頃)

夜勤明けにずっと寝ていると、翌日の夜眠れなくなるので注意。

4. 食事に気をつける

  • 夜勤中は消化の良いものを少量ずつ
  • カフェインは夜勤前半まで(仮眠前は×)
  • 夜勤明けは軽めの朝食

5. 連続夜勤は避ける

2連続夜勤(夜勤→休み→夜勤)は体力的にきついです。シフト作成時に相談できるなら、夜勤の間は2日以上空けるのがベター。

新人看護師の夜勤デビュー

夜勤開始時期

一般的に入職3〜6ヶ月後から夜勤が始まります。最初は先輩とペアで入り、徐々に一人立ちしていきます。

新人の夜勤で不安なこと

  1. 急変対応:夜間は人手が少ない
  2. 医師への報告:当直医に連絡するタイミング
  3. 判断力:一人で決断する場面が増える

不安を乗り越えるコツ

  • 急変対応のシミュレーションを事前にしておく
  • 報告・連絡・相談は遠慮せずする
  • 先輩に「こういう時どうする?」と聞いておく
  • 夜勤前に情報収集をしっかりする

夜勤がない働き方もある

「どうしても夜勤が無理」という人のために、夜勤なしの働き方もあります。

  • 外来勤務:日勤のみ
  • クリニック:日勤のみ
  • 訪問看護:基本日勤(オンコールあり)
  • 健診センター:日勤のみ
  • 企業看護師:日勤のみ

ただし、急性期病棟での経験は看護師としてのスキルアップに重要。最初の2〜3年は夜勤をして経験を積むのがおすすめです。

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まとめ

夜勤は確かに大変ですが、収入アップ、スキルアップ、患者さんとの信頼関係構築など、メリットもたくさんあります。

最初は不安でも、経験を重ねれば必ず慣れます。体調管理をしっかりして、無理のない範囲で続けていくことが大切です。

この記事が、夜勤への不安を少しでも解消するきっかけになれば嬉しいです。

参考文献

  • 日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」
  • 厚生労働省「看護職員確保対策について」
  • 労働基準法(深夜労働の割増賃金規定)

よくある質問

Q夜勤手当はいくらもらえますか?

病院によって異なりますが、二交代制で1回8,000〜12,000円、三交代制の準夜勤で3,000〜4,000円、深夜勤で4,000〜5,000円が相場です。夜勤が月4〜5回あると、手当だけで月3〜6万円の収入増になります。

Q夜勤は何回くらいありますか?

一般的に月4〜5回が平均です。ただし、病棟や時期によって変動があり、人手不足の病棟では月8回以上になることも。労働基準法では夜勤回数の上限は定められていませんが、日本看護協会は月8回以内を推奨しています。

Q夜勤明けは何をしていますか?

多くの看護師は帰宅後すぐに仮眠を取ります(3〜5時間)。その後、買い物や用事を済ませて、夜は通常の時間に就寝するパターンが一般的です。私は夜勤明けの午後にカフェでゆっくりするのが楽しみです。

田中美咲(114回合格・現役ナース)

田中美咲(114回合格・現役ナース)

執筆者

急性期病棟で3年目。国試対策の経験を活かし、後輩看護学生のサポートを行っています。

看護師免許第114回看護師国家試験合格急性期病棟勤務3年目

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