志望動機の基本構成
採用担当者に響く志望動機には3つの要素が必要です:
- なぜ看護師を目指したか(きっかけ)
- なぜこの病院を選んだか(病院の特徴と自分の希望)
- 入職後に何をしたいか(将来のビジョン)
志望動機の書き方のコツ
具体的に書く
「患者さんに寄り添いたい」だけでは抽象的です。
- NG:患者さんに寄り添う看護をしたいです。
- OK:実習で担当した患者さんの不安を傾聴し、少しでも安心していただけた経験から、患者さんの声に耳を傾ける看護を実践したいと考えています。
病院の特徴を入れる
「どの病院にも使える志望動機」は見抜かれます。
- 病院の理念、強み、特色
- 教育体制の特徴
- 専門分野、得意分野
- 地域での役割
自分の経験と結びつける
- 実習での学び
- アルバイト経験
- 家族の入院体験
- ボランティア活動
病院タイプ別|志望動機の例文
例文1:大学病院
私は高度な医療を学び、専門性の高い看護師になりたいと考え、貴院を志望いたしました。実習で重症患者さんのケアを経験し、エビデンスに基づいた看護の重要性を学びました。貴院は最先端の医療を提供し、認定看護師も多数在籍されています。充実した教育体制のもとで学び、将来は専門看護師を目指したいと考えております。
例文2:急性期病院
私は救急医療に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。祖父が救急搬送された際、迅速な対応で命を救っていただいた経験から、急性期看護に強い関心を持っています。貴院は地域の救急医療を担い、年間○件の救急搬送を受け入れていると伺いました。迅速な判断力と対応力を身につけ、患者さんの命を守る看護師になりたいと考えております。
例文3:地域密着型病院
私は地域に根ざした看護を実践したいと考え、貴院を志望いたしました。祖母の介護を通じて、住み慣れた地域で医療を受けられることの大切さを実感しました。貴院は地域包括ケアに積極的に取り組まれており、急性期から在宅復帰まで一貫した看護を学べると考えました。地域の方々に信頼される看護師を目指します。
例文4:回復期リハビリテーション病院
私はリハビリテーション看護に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。実習で脳卒中後のリハビリに取り組む患者さんを担当し、回復していく姿に感銘を受けました。貴院は多職種連携によるチーム医療に力を入れており、患者さんの生活を見据えた看護を学べると考えました。患者さんの「できる」を増やす看護を実践したいです。
例文5:慢性期・療養型病院
私は患者さんと長期的に関わる看護に魅力を感じ、貴院を志望いたしました。実習で慢性疾患を持つ患者さんを担当し、日々の関わりの中で信頼関係を築く大切さを学びました。貴院は患者さん一人ひとりに寄り添った看護を理念に掲げており、私の目指す看護と合致しています。丁寧なケアを通じて、患者さんの生活の質を高める看護師になりたいと考えております。
診療科別|志望動機の例文
例文6:ICU・救急
私はICU・救急看護に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。急性期実習で、重症患者さんの状態変化をいち早く察知し、医師と連携して対応する看護師の姿に感銘を受けました。貴院はICUの教育体制が充実しており、段階的にスキルを身につけられると伺いました。緊迫した状況でも冷静に判断できる看護師を目指します。
例文7:小児科
私は小児看護に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。小児科実習で、病気と闘う子どもたちとご家族を支える看護に魅力を感じました。貴院は小児専門病院として高度な医療を提供しながら、子どもの成長発達を支援する保育士との連携も大切にされていると伺いました。子どもたちの笑顔を守り、ご家族に安心を届ける看護師になりたいです。
例文8:産婦人科・母性看護
私は母性看護に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。母性実習で、出産という人生の大きな瞬間に立ち会い、母子の健康を守る看護師の役割に感銘を受けました。貴院は助産師と看護師が連携してチームケアを行い、妊娠から産後まで切れ目のない支援を提供されています。お母さんと赤ちゃんに寄り添う看護師になりたいと考えております。
例文9:精神科
私は精神科看護に携わりたいと考え、貴院を志望いたしました。精神看護学実習で、心の病を抱える方々との対話を通じて、傾聴と受容の大切さを学びました。貴院は地域移行支援に力を入れており、患者さんの社会復帰を支援する看護を学べると考えました。患者さんの心に寄り添い、回復を支える看護師になりたいです。
例文10:訪問看護
私は在宅看護に携わりたいと考え、貴ステーションを志望いたしました。在宅実習で、住み慣れた自宅で療養する患者さんとご家族を支える訪問看護師の姿に感銘を受けました。貴ステーションは24時間対応で地域の方々を支えており、新人教育も充実していると伺いました。患者さんの「自分らしい生活」を支える看護師になりたいです。
NGな志望動機とその改善例
NG例1:抽象的すぎる
NG:患者さんに寄り添う看護をしたいです。看護師になって人の役に立ちたいと思います。
問題点:具体性がなく、どの病院にも使える内容
改善例:実習で担当した患者さんから「あなたがいると安心する」と言っていただき、傾聴の大切さを学びました。貴院の「患者さん中心の看護」という理念に共感し、患者さんの不安を和らげる看護を実践したいと考えています。
NG例2:自分本位
NG:貴院は教育体制が充実しており、スキルアップできると思いました。給与や福利厚生も良いと聞いています。
問題点:「もらう」姿勢ばかりで、貢献の視点がない
改善例:貴院の充実した教育体制のもとで基礎を固め、将来は急性期看護の専門性を高めたいと考えています。学んだことを患者さんのケアに還元し、チームに貢献できる看護師になりたいです。
NG例3:病院の特徴がない
NG:看護師として成長したいと思い、志望しました。患者さんのために働きたいです。
問題点:「この病院を選んだ理由」がない
改善例:貴院の「地域に根ざした医療」という理念に共感し、志望いたしました。実習で地域医療の大切さを学び、住み慣れた場所で安心して医療を受けられる環境づくりに貢献したいと考えています。
志望動機を作る手順
ステップ1:自己分析
- なぜ看護師を目指したか
- 実習で学んだこと、印象に残ったこと
- 自分の強み、大切にしたいこと
- 将来どんな看護師になりたいか
ステップ2:病院研究
- 病院の理念、特色
- 教育体制
- 強みとする分野
- 地域での役割
ステップ3:結びつける
- 自分の目標と病院の特徴を結びつける
- 「この病院でなければならない理由」を明確に
- 具体的なエピソードを入れる
まとめ
志望動機を書く際のポイント:
- 3つの要素:きっかけ、この病院の理由、将来のビジョン
- 具体的に:エピソードを入れて説得力を
- 病院の特徴を入れる:「この病院でなければ」を明確に
- 自分の経験と結びつける:実習、アルバイト、家族の体験
- 貢献の姿勢:「学びたい」だけでなく「貢献したい」
志望動機は時間をかけて作り込みましょう。面接でも必ず聞かれる内容なので、しっかり準備してください。
履歴書の書き方は履歴書の書き方ガイド、面接対策は面接対策ガイドも参考にしてください。