新人看護師の1年目とは
看護師1年目は、学生から専門職への転換期です。覚えることも多く、責任も重く、つらいと感じることも多いでしょう。
しかし、この1年間は看護師としての基盤を作る大切な時期です。ここで紹介する心得を参考に、着実に成長していきましょう。
1年目に身につけるべきこと
基本的な看護技術
- バイタルサイン測定
- 採血・点滴管理
- 与薬(内服・注射)
- 清潔ケア(清拭、入浴介助)
- 排泄ケア(おむつ交換、導尿)
- 創傷処置
- 記録
1年目の終わりには、これらの基本技術を一人で安全に実施できることを目指しましょう。
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)
チーム医療において、報告・連絡・相談は必須のスキルです。
- 報告:指示されたことの結果を伝える
- 連絡:必要な情報を共有する
- 相談:判断に迷ったときに助言を求める
タイムマネジメント
- 複数の患者さんのケアを優先順位をつけて実施
- 時間内に業務を終える
- 緊急時の対応
報告のコツ(SBAR)
報告はSBARの形式で簡潔に行います:
- S(Situation):現在の状況
- B(Background):背景情報
- A(Assessment):アセスメント
- R(Recommendation):提案・依頼
例:
「〇〇さんの血圧が180/100mmHgと高値です(S)。普段は130/80mmHg程度で、今朝から頭痛を訴えています(B)。血圧上昇と頭痛があり、対応が必要かと思います(A)。降圧剤の指示をいただけますか(R)」
先輩との関係構築
基本姿勢
- 挨拶をしっかりする:明るく元気よく
- 感謝を伝える:「ありがとうございます」を忘れずに
- 素直に聞く:指導を受け入れる姿勢
- メモを取る:同じことを何度も聞かない
質問の仕方
- まず自分で調べる
- 質問内容を整理する
- 忙しくないタイミングを見計らう
- 「お忙しいところすみません」と前置き
- 具体的に質問する
- 教えてもらったらお礼を言う
怖い先輩への対処法
- 感情的にならない
- 指導の内容に集中する
- 相性の良い先輩を見つける
- 同期と励まし合う
ミスへの対処法
ミスをしたときの対応
- 患者さんの安全を確認:最優先
- すぐに報告:隠さない、言い訳しない
- 指示に従う:対応を任せる
- 振り返り:なぜ起きたか分析
- 再発防止:同じミスをしない
ミスを隠さない理由
- 患者さんの安全が最優先
- 隠すと取り返しがつかなくなる
- チームで対応できる
- 学びの機会になる
ミスから学ぶ
ミスは誰でもします。大切なのは同じミスを繰り返さないことです。
- なぜ起きたかを分析
- どうすれば防げたかを考える
- 対策を立てて実行する