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看護師1年目の心得|新人ナースが知っておくべきこと

渡辺真理子(看護師10年目・プリセプター経験者)

渡辺真理子(看護師10年目・プリセプター経験者)

新人看護師の1年目とは

看護師1年目は、学生から専門職への転換期です。覚えることも多く、責任も重く、つらいと感じることも多いでしょう。

しかし、この1年間は看護師としての基盤を作る大切な時期です。ここで紹介する心得を参考に、着実に成長していきましょう。

1年目に身につけるべきこと

基本的な看護技術

  • バイタルサイン測定
  • 採血・点滴管理
  • 与薬(内服・注射)
  • 清潔ケア(清拭、入浴介助)
  • 排泄ケア(おむつ交換、導尿)
  • 創傷処置
  • 記録

1年目の終わりには、これらの基本技術を一人で安全に実施できることを目指しましょう。

報告・連絡・相談(ホウレンソウ)

チーム医療において、報告・連絡・相談は必須のスキルです。

  • 報告:指示されたことの結果を伝える
  • 連絡:必要な情報を共有する
  • 相談:判断に迷ったときに助言を求める

タイムマネジメント

  • 複数の患者さんのケアを優先順位をつけて実施
  • 時間内に業務を終える
  • 緊急時の対応

報告のコツ(SBAR)

報告はSBARの形式で簡潔に行います:

  • S(Situation):現在の状況
  • B(Background):背景情報
  • A(Assessment):アセスメント
  • R(Recommendation):提案・依頼

「〇〇さんの血圧が180/100mmHgと高値です(S)。普段は130/80mmHg程度で、今朝から頭痛を訴えています(B)。血圧上昇と頭痛があり、対応が必要かと思います(A)。降圧剤の指示をいただけますか(R)」

先輩との関係構築

基本姿勢

  • 挨拶をしっかりする:明るく元気よく
  • 感謝を伝える:「ありがとうございます」を忘れずに
  • 素直に聞く:指導を受け入れる姿勢
  • メモを取る:同じことを何度も聞かない

質問の仕方

  1. まず自分で調べる
  2. 質問内容を整理する
  3. 忙しくないタイミングを見計らう
  4. 「お忙しいところすみません」と前置き
  5. 具体的に質問する
  6. 教えてもらったらお礼を言う

怖い先輩への対処法

  • 感情的にならない
  • 指導の内容に集中する
  • 相性の良い先輩を見つける
  • 同期と励まし合う

ミスへの対処法

ミスをしたときの対応

  1. 患者さんの安全を確認:最優先
  2. すぐに報告:隠さない、言い訳しない
  3. 指示に従う:対応を任せる
  4. 振り返り:なぜ起きたか分析
  5. 再発防止:同じミスをしない

ミスを隠さない理由

  • 患者さんの安全が最優先
  • 隠すと取り返しがつかなくなる
  • チームで対応できる
  • 学びの機会になる

ミスから学ぶ

ミスは誰でもします。大切なのは同じミスを繰り返さないことです。

  • なぜ起きたかを分析
  • どうすれば防げたかを考える
  • 対策を立てて実行する

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メンタルケア

1年目がつらい理由

  • 覚えることが多い
  • 責任の重さ
  • 夜勤への適応
  • 人間関係
  • 自分の未熟さへの焦り
  • 理想と現実のギャップ

つらいときの対処法

  • 一人で抱え込まない:同期、先輩、上司に相談
  • 休日はしっかり休む:オンオフを切り替える
  • 趣味の時間を持つ:仕事以外の楽しみ
  • 体を動かす:運動でストレス発散
  • 十分な睡眠:体調管理の基本

相談先

  • プリセプター
  • 同期
  • 看護師長
  • 病院の相談窓口
  • 外部のカウンセラー

本当につらいときは、助けを求めることは弱さではありません

1年目の目標設定

3ヶ月目の目標

  • 病棟の流れを把握する
  • 基本的な技術を先輩と一緒にできる
  • 報告・連絡・相談を習慣化する

6ヶ月目の目標

  • 日勤業務を一人でこなせる
  • 夜勤に入り始める
  • 患者さんの状態変化に気づける

1年目終了時の目標

  • 基本的な技術を一人で実施できる
  • 複数の患者さんを受け持てる
  • 夜勤を独り立ちできる
  • 緊急時に適切に報告できる

先輩看護師からのメッセージ

「1年目は本当につらかった。毎日泣いていたし、辞めたいと何度も思った。でも、3年目になった今、あの経験があるから今の自分がいると思える。1年目を乗り越えたら、必ず楽になります。焦らず、一歩ずつ。」

— 看護師3年目

「プリセプターとして新人を見ていますが、一番大切なのは『分からないことを分からないと言えること』です。知ったかぶりをして事故を起こすより、何度でも聞いてくれた方がいい。私たちは教えるためにいるんだから。」

— 看護師7年目・プリセプター

やってはいけないこと

  • ミスを隠す:絶対NG
  • 分からないのに一人で行動:必ず確認
  • 患者さんの前で泣く:裏で泣くのはOK
  • SNSに患者情報を投稿:守秘義務違反
  • 一人で全部背負う:チームで働く

まとめ

新人看護師1年目の心得:

  1. 報告・連絡・相談を徹底する
  2. 分からないことは聞く:知ったかぶりしない
  3. ミスは隠さない:すぐに報告
  4. 先輩に感謝:教えてもらえることに感謝
  5. 一人で抱え込まない:つらいときは相談
  6. 焦らない:1年で完璧にならなくていい

1年目はつらいですが、必ず乗り越えられます。自分を信じて、一歩ずつ成長していきましょう。

就職活動については、看護師の就活ガイドを参照してください。

よくある質問

Q新人看護師が1年目で身につけるべきことは何ですか?

基本的な看護技術(バイタル測定、採血、点滴管理など)、報告・連絡・相談の習慣、タイムマネジメント、チームでの働き方です。1年目は「完璧にできる」ことより「安全に、確実に」できることを目指しましょう。

Qミスをしてしまったらどうすればいいですか?

まず患者さんの安全を確認し、すぐに先輩や上司に報告してください。隠すことは絶対にNGです。報告後は、なぜ起きたか、どうすれば防げたかを振り返り、同じミスを繰り返さないようにしましょう。ミスから学ぶ姿勢が大切です。

Q先輩が怖くて質問できません。どうすればいいですか?

まず、質問内容をメモにまとめ、忙しくないタイミングを見計らって質問しましょう。「お忙しいところすみません。〇〇について教えていただけますか」と前置きすると丁寧です。分からないまま行動することの方がリスクが高いことを忘れずに。

Q1年目は何が一番つらいですか?

個人差がありますが、夜勤への適応、責任の重さへのプレッシャー、先輩との人間関係、自分の未熟さへの焦りなどが多いです。つらいときは一人で抱え込まず、同期や先輩、看護師長に相談してください。

渡辺真理子(看護師10年目・プリセプター経験者)

渡辺真理子(看護師10年目・プリセプター経験者)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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