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国試の選択肢の選び方|迷ったときの判断基準と解答テクニック

藤田健一(看護師7年目・国試対策講師)

藤田健一(看護師7年目・国試対策講師)

選択肢を選ぶ基本原則

国試は4択または5択の選択問題です。正解を選ぶ力だけでなく、不正解を見抜く力も重要です。

基本の考え方

  1. 問題文をしっかり読む:何を問われているか確認
  2. 選択肢を一つずつ検討:飛ばさない
  3. 消去法を活用:明らかな誤りを消す
  4. 迷ったら直感を信じる:根拠なく変えない

消去法の使い方

消去法のメリット

  • 正解を知らなくても解ける可能性
  • 確実に誤りを除外できる
  • 時間の節約になる

消去法のステップ

  1. 選択肢を一つずつ読む
  2. 明らかに誤りのものに×をつける
  3. 残った選択肢を比較
  4. 最も正しいものを選ぶ

消去の判断基準

パターン判断
医学的に明らかに誤り×
問題文と矛盾する×
断定表現で例外がある△(要注意)
問題文の条件に合わない×

よくある引っかけパターン

1. 断定表現

すべて」「絶対」「必ず」「〜のみ」などの表現は要注意。

  • ×「すべての患者に対して同じ看護を行う」
  • ×「絶対に禁忌である」(例外があることが多い)

ただし、正しいケースもあるので内容で判断。

2. 似ている選択肢

2つの選択肢がよく似ている場合、どちらかが正解の可能性が高い。

対処法:違いをよく見て、問題文の条件に合う方を選ぶ。

3. 部分的に正しい

選択肢の一部は正しいが、一部が誤り。全体として正しいかを判断。

4. 時制・条件の違い

「術前」と「術後」、「急性期」と「慢性期」など、条件の違いに注意。

5. 数値の引っかけ

正常値、基準値を少しずらした数値が出ることがある。

問題タイプ別の解き方

必修問題

  • 基本的な知識を問う
  • 80%以上で合格ライン
  • 慎重に、確実に解く
  • 迷ったら基本に立ち返る

一般問題

  • 幅広い知識を問う
  • 消去法が有効
  • 分からない問題は後回し

状況設定問題

  • 長文を読んで解く
  • 問われていることを確認
  • 患者の状態、優先順位を考える
  • 看護師として何をすべきかを考える

迷ったときの判断基準

2択まで絞れたとき

  1. 問題文をもう一度読む
  2. 「問われていること」を確認
  3. より安全な選択肢を選ぶ
  4. より具体的な選択肢を選ぶ
  5. それでも迷ったら最初の直感

優先順位を問う問題

最も適切」「最優先」を問う問題では:

  • 生命に関わることを最優先
  • 安全を確保することを優先
  • 患者の訴えに対応することを優先

「適切でないもの」を選ぶ問題

問題文の「適切でないもの」「誤っているもの」を見落とさない。

  • 問題文に線を引く
  • 選択肢に○×をつける
  • ×のものを選ぶ

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時間配分のコツ

目安の時間

問題タイプ1問あたりの時間
必修問題1分
一般問題1分
状況設定問題1.5〜2分

時間配分の戦略

  1. 解ける問題から解く:確実に得点
  2. 迷う問題は印をつけて後回し
  3. 残り時間で印の問題に戻る
  4. 最後10分は見直し

時間が足りないとき

  • 空欄は絶対に作らない
  • 適当でもマークする
  • 状況設定は問題文の要点だけ読む

マークシートの注意点

よくあるミス

  • ずれ:問題番号と解答欄がずれる
  • 消し忘れ:変更時に前の答えが残る
  • 薄すぎ:読み取れない
  • はみ出し:隣の欄にはみ出す

防止策

  • 5問ごとに番号を確認
  • 消すときはしっかり消す
  • 濃く塗りつぶす
  • 枠内に収める

本番で使えるテクニック

問題文の読み方

  1. まず何を問われているか確認
  2. キーワードに線を引く
  3. 患者の状態を整理
  4. 選択肢を検討

選択肢の検討方法

  • 一つずつ検討(飛ばさない)
  • ○△×をつける
  • ×を除外
  • ○から選ぶ

見直しのポイント

  • マークシートのずれ確認
  • 「適切でないもの」の問題を再確認
  • 空欄がないか確認
  • 根拠なく答えを変えない

練習での取り組み方

過去問の解き方

  1. 時間を計って解く
  2. 採点する
  3. 間違えた問題を分析
  4. なぜ間違えたかを記録
  5. 関連知識を復習

間違いパターンの分析

パターン対策
知識不足その分野を復習
読み間違い問題文を丁寧に読む習慣
引っかけに引っかかったパターンを覚える
時間不足時間配分の練習

まとめ

選択肢の選び方のポイント:

  1. 問題文をしっかり読む:何を問われているか確認
  2. 消去法を活用:明らかな誤りを除外
  3. 引っかけパターンを知る:断定表現に注意
  4. 迷ったら直感を信じる:根拠なく変えない
  5. 空欄は作らない:分からなくてもマーク
  6. 時間配分を意識:解ける問題から

テクニックも大切ですが、基礎知識があってこそ活きます。しっかり勉強した上で、本番で実力を発揮しましょう。

国試対策全般は、看護師国試の効率的な勉強法も参考にしてください。

よくある質問

Q迷ったら最初に選んだ答えを変えない方がいいですか?

一般的には、最初の直感を信じた方が正答率が高いと言われています。ただし、明確な根拠があって変える場合は変更してOKです。「なんとなく」で変えるのは避けましょう。

Q全く分からない問題はどうすればいいですか?

空欄は絶対に作らないでください。4択なら25%の確率で正解できます。消去法で選択肢を減らし、少しでも正答率を上げましょう。時間がなければ適当にでもマークしてください。

Q「すべて」「絶対」などの断定表現は間違いですか?

必ずしも間違いとは限りませんが、断定表現は誤りの選択肢に多い傾向があります。例外があるケースが多いためです。ただし、「すべての患者に同意を得る」などは正しいので、内容で判断しましょう。

Q時間配分はどうすればいいですか?

1問あたり平均1〜1.5分が目安です。分からない問題は後回しにし、解ける問題を先に解きましょう。最後に10分程度の見直し時間を確保してください。

藤田健一(看護師7年目・国試対策講師)

藤田健一(看護師7年目・国試対策講師)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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