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看護師国試の計算問題対策|点滴・薬用量の計算を完全攻略

渡辺直子(看護師9年目・国試対策講師)

渡辺直子(看護師9年目・国試対策講師)

計算問題の出題傾向

国試で出題される計算問題はパターンが決まっています

  • 点滴滴下数:最頻出
  • 薬用量:体重あたりの投与量
  • 酸素流量:ボンベの使用時間
  • BMI:肥満度の計算
  • 輸液速度:mL/時間

基本の単位変換

重さの単位

  • 1 g = 1,000 mg
  • 1 mg = 1,000 μg
  • 1 kg = 1,000 g

体積の単位

  • 1 L = 1,000 mL
  • 1 mL = 1 cc

時間の単位

  • 1時間 = 60分
  • 1分 = 60秒

ポイント:計算前に必ず単位を揃える

点滴滴下数の計算

基本公式

滴下数(滴/分)= 輸液量(mL)× 滴下係数 ÷ 時間(分)

滴下係数

  • 成人用輸液セット:20滴/mL(1mL=20滴)
  • 小児用輸液セット:60滴/mL(1mL=60滴)

例題1

500mLの輸液を4時間で投与する。成人用輸液セット(20滴/mL)を使用する場合、1分間の滴下数は?

解答

  1. 時間を分に変換:4時間 = 240分
  2. 公式に代入:500 × 20 ÷ 240
  3. 計算:10,000 ÷ 240 ≒ 41.7
  4. 答え:約42滴/分

例題2

1,000mLの輸液を8時間で投与する。小児用輸液セット(60滴/mL)を使用する場合、1分間の滴下数は?

解答

  1. 時間を分に変換:8時間 = 480分
  2. 公式に代入:1,000 × 60 ÷ 480
  3. 計算:60,000 ÷ 480 = 125
  4. 答え:125滴/分

計算のコツ

  • 先に約分できる数を約分する
  • 500mL × 20滴 = 10,000滴(総滴下数)
  • これを時間(分)で割る

輸液速度の計算

基本公式

輸液速度(mL/時)= 輸液量(mL)÷ 時間(時間)

例題

1,500mLの輸液を12時間で投与する。輸液速度は?

解答

  1. 公式に代入:1,500 ÷ 12
  2. 計算:125
  3. 答え:125mL/時

薬用量の計算

体重あたりの投与量

投与量 = 体重(kg)× 用量(mg/kg)

例題1

体重60kgの患者に、5mg/kgの薬剤を投与する。投与量は?

解答

  1. 公式に代入:60 × 5
  2. 計算:300
  3. 答え:300mg

例題2

体重50kgの患者に、0.1mg/kgの薬剤を1日3回投与する。1日の総投与量は?

解答

  1. 1回量:50 × 0.1 = 5mg
  2. 1日量:5 × 3 = 15mg
  3. 答え:15mg/日

濃度と希釈の計算

基本公式

濃度(%)= 溶質(g)÷ 溶液(mL)× 100

希釈の公式

希釈前の濃度 × 希釈前の量 = 希釈後の濃度 × 希釈後の量

例題

10%の消毒液を2%に希釈したい。10%消毒液100mLに何mLの水を加えればよいか?

解答

  1. 希釈後の量をx mLとする
  2. 10% × 100mL = 2% × x mL
  3. 1,000 = 2x
  4. x = 500mL
  5. 加える水:500 - 100 = 400mL
  6. 答え:400mL

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酸素ボンベの計算

基本公式

使用可能時間(分)= ボンベ内酸素量(L)÷ 流量(L/分)

ボンベ内酸素量の計算

酸素量(L)= ボンベ容量(L)× 圧力(MPa)× 10

例題

500L型酸素ボンベ(容量3.4L)の圧力が15MPaを示している。酸素を3L/分で投与した場合、使用可能時間は?

解答

  1. ボンベ内酸素量:3.4 × 15 × 10 = 510L
  2. 使用可能時間:510 ÷ 3 = 170分
  3. 答え:約170分(2時間50分)

BMIの計算

基本公式

BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)

または

BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)²

判定基準

  • 18.5未満:低体重
  • 18.5〜25未満:普通体重
  • 25以上:肥満

例題

身長160cm、体重64kgの患者のBMIは?

解答

  1. 身長をmに変換:160cm = 1.6m
  2. 公式に代入:64 ÷ 1.6 ÷ 1.6
  3. 計算:64 ÷ 2.56 = 25
  4. 答え:BMI 25(肥満)

その他の計算問題

栄養量の計算

エネルギー量の計算:

  • 炭水化物:1g = 4kcal
  • タンパク質:1g = 4kcal
  • 脂質:1g = 9kcal

在胎週数の計算

最終月経初日から分娩予定日まで:280日(40週)

計算問題を解くコツ

1. 公式を確実に覚える

  • よく出る公式を暗記
  • 公式の意味を理解する

2. 単位を揃える

  • 計算前に単位を確認
  • 必要なら変換する

3. 途中式を書く

  • 暗算でミスしやすい
  • 途中式があれば見直せる

4. 概算で確認

  • 答えが妥当か確認
  • 桁が大きく違えば計算ミス

5. 繰り返し練習

  • 同じパターンを何度も解く
  • スピードと正確さを上げる

よくある計算ミス

ミス1:単位の変換忘れ

対策:計算前に単位を確認・統一

ミス2:0の数を間違える

対策:桁を丁寧に確認

ミス3:分数の計算ミス

対策:約分してから計算

ミス4:問題の読み間違い

対策:何を求めるか確認

まとめ

計算問題対策のポイント:

  1. 公式を覚える:頻出公式を確実に
  2. 単位を揃える:計算前に確認
  3. 途中式を書く:ミスを防ぐ
  4. 繰り返し練習:パターンに慣れる
  5. 概算で確認:答えの妥当性

計算問題は練習すれば確実に得点できます。公式を覚えて、繰り返し問題を解きましょう。

必修問題対策は必修問題対策も参考にしてください。

よくある質問

Q計算問題は何問出ますか?

毎年2〜5問程度出題されます。必修問題で1〜2問、一般問題で1〜3問が目安です。配点は大きくありませんが、確実に取れる問題なので対策しておきましょう。

Q計算が苦手です。どうすれば解けるようになりますか?

まず公式を覚え、その意味を理解しましょう。次に、同じパターンの問題を繰り返し解いて慣れることが大切です。計算ミスを防ぐため、途中式を丁寧に書く習慣をつけましょう。

Q電卓は使えますか?

国家試験では電卓は使用できません。暗算や筆算で解く必要があります。普段から電卓を使わずに計算する練習をしておきましょう。

Q単位の変換が苦手です。

単位変換は計算問題の基本です。mg→g(÷1000)、mL→L(÷1000)などの変換を確実に覚えましょう。問題を解く前に単位を揃えることで、計算ミスを防げます。

渡辺直子(看護師9年目・国試対策講師)

渡辺直子(看護師9年目・国試対策講師)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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