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【体験談】怖い指導者との付き合い方6選

田中美咲(114回合格・現役ナース)

田中美咲(114回合格・現役ナース)

更新: 1年前

指導者が怖くて実習がつらい

「指導者が怖い」「質問できない」「嫌われてる気がする」

実習中、こう思ったことありませんか?私は毎回思っていました。

特に2年生の基礎実習では、指導者との関係がうまくいかなくて、毎日泣いていた時期がありました。

でも3年生になって、ようやく「指導者との付き合い方」がわかってきた。この記事では、私の失敗談と、そこから学んだことを共有します。実習で心が折れそうな方は実習の失敗談も読んでみてください。

失敗談①:報告が遅すぎた

何が起きたか

患者さんのバイタルを測定した後、記録を書いてから報告に行った。

「さっき測ったの?なんで今報告するの?」

指導者の声が怖くて、その日は頭が真っ白になった。

なぜ怒られたか(今ならわかる)

バイタルの異常があった場合、すぐに報告しないと患者さんの急変に対応できない

指導者は意地悪で怒ったんじゃなくて、「患者さんの安全のために」怒っていた

学んだこと

バイタル測定後は即報告。記録は後でいい。

「〇〇さんのバイタル、報告してもいいですか」と聞く習慣をつけた。

失敗談②:「わかりません」しか言えなかった

何が起きたか

指導者からの質問に、考える前に「わかりません」と答えていた。

「わからないじゃなくて、まず考えて」

考える前に「わかりません」と言っていた自分に気づいた。

なぜダメだったか

指導者は「正解」を求めているわけじゃなかった。「考えるプロセス」を見たかった

「わかりません」は、思考停止の表れ。

学んだこと

「わかりません」の代わりに、「〇〇だと思うのですが、合っていますか?」と言うようにした。

間違っていてもいい。考えた過程を見せることが大事。

失敗談③:質問のタイミングが悪かった

何が起きたか

指導者が他の患者さんの対応中に、自分の質問をしに行った。

「今ちょっと待って」

そっけなく言われて、「嫌われてるのかな」と落ち込んだ。

なぜそうなったか

指導者は複数の学生と患者さんを同時に見ている。忙しい時に話しかけられたら、対応できないのは当然。

嫌われてるんじゃなくて、タイミングが悪かっただけ。

学んだこと

質問する前に「今、お時間よろしいですか?」と確認する。

忙しそうな時は「後でお時間いただけますか?」と聞いて、タイミングを調整する。

失敗談④:メモを取っていなかった

何が起きたか

指導者からのアドバイスを聞くだけで、メモを取っていなかった。

翌日、同じことを質問してしまった。

「昨日も言ったよね?」

なぜダメだったか

指導者は忙しい中で時間を取って教えてくれている。同じことを何度も聞くのは、その時間を無駄にすること

学んだこと

指導者の話は必ずメモを取る

翌日、自分のメモを見返してから質問するようにした。実習準備については持ち物チェックリストも確認してください。

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関係が良くなったきっかけ

3年生の実習で、ある指導者との関係が劇的に良くなったことがありました。きっかけは単純でした。

「ありがとうございます」を言うようにした

指導を受けた後、「ありがとうございます」「勉強になりました」と伝えるようにした。

それだけで、指導者の態度が柔らかくなった気がした。

先回りして報告するようにした

「聞かれてから答える」じゃなくて、「聞かれる前に報告する」を意識した。

「〇〇さんの状態ですが...」と自分から報告に行くと、指導者も「ちゃんと見てるんだな」と思ってくれた(気がする)。

「教えてください」と素直に言った

わからないことを隠さず、「〇〇がわからないので、教えていただけますか」と素直に聞いた。

「わかりません」より、「教えてください」の方が、指導者も教えやすいみたい。

指導者とのコミュニケーション・チェックリスト

  • □ 報告は「即」(バイタル測定後すぐ)
  • □ 質問前に「今、お時間よろしいですか?」
  • □ 「わかりません」じゃなく「〇〇だと思うのですが」
  • □ 指導を受けたらメモを取る
  • □ 「ありがとうございます」を言う
  • □ 聞かれる前に報告する

それでも合わない指導者がいたら

どうしても合わない指導者はいます。人間同士だから、相性はある。

でも実習は数週間で終わる。「この期間だけ乗り越えればいい」と割り切ることも大事。

どうしてもつらい時は、学校の先生に相談してください。一人で抱え込まないで。不安な気持ちを和らげるコツは不安解消法にまとめています。

最後に

怖いと思っていた指導者も、実は「患者さんのために」「学生の成長のために」厳しく言っていることが多い。

もちろん、言い方がキツい人はいる。でも、その言葉の「意図」を考えると、少し楽になるかもしれません。

実習、つらいけど、絶対に終わる。あなたなら乗り越えられます。記録の書き方で悩んでいる方は実習記録の通る書き方も参考にしてください。

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参考文献

  • 川島みどり『看護の力』岩波新書、2012年
  • 日本看護協会『新人看護職員研修ガイドライン改訂版』2014年
  • 杉森みど里 他『看護教育学 第6版』医学書院、2021年

よくある質問

Q指導者に嫌われてる気がします。どうすればいいですか?

「嫌われてる」と感じるのは、多くの場合は誤解です。指導者は複数の学生と患者さんを同時に見ているので、対応がそっけなく感じることがあります。まずは報告・連絡・相談を丁寧に行い、「ありがとうございます」を伝えることから始めてみてください。

Q質問するのが怖くて聞けません

「今、お時間よろしいですか?」と確認してから質問すると、心理的なハードルが下がります。また、質問する前に自分なりの考えを持っておくと、「〇〇だと思うのですが、合っていますか?」という形で聞けるので、会話がスムーズになります。

Q怒られた後、どう気持ちを切り替えればいい?

まず、指導者が怒った「内容」に集中しましょう。何が問題だったのか、次にどうすればいいかをメモして整理します。感情的になっている時は、休憩時間に深呼吸して気持ちをリセット。帰宅後に同期や友人に話を聞いてもらうのも効果的です。

Q報告の仕方がわからないのですが

SBAR(エスバー)という報告形式を使うと整理しやすいです。S(状況):誰の何の報告か、B(背景):関連する情報、A(アセスメント):あなたの判断、R(提案):どうしたいか。最初は「〇〇さんのバイタル報告です」と状況から伝えましょう。

田中美咲(114回合格・現役ナース)

田中美咲(114回合格・現役ナース)

執筆者

急性期病棟で3年目。国試対策の経験を活かし、後輩看護学生のサポートを行っています。

看護師免許第114回看護師国家試験合格急性期病棟勤務3年目

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