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看護実習の事前学習の仕方|効率的な準備で実習を乗り越える

木村真由美(看護師6年目・実習指導経験)

木村真由美(看護師6年目・実習指導経験)

事前学習の目的

事前学習は実習をスムーズに進めるための準備です:

  • 基礎知識の確認:実習で必要な知識を整理
  • 効率的な実習:調べる時間を減らせる
  • 不安の軽減:準備ができていると安心
  • 指導者への印象:準備してきた姿勢が伝わる

事前学習で調べること

1. 実習施設について

  • 病棟の特徴(診療科、病床数)
  • 主な対象患者
  • よくある疾患
  • 病棟の1日の流れ

2. 領域の特徴

  • 対象の特徴(成人、老年、小児など)
  • よく使う看護技術
  • 観察のポイント
  • コミュニケーションの特徴

3. よくある疾患

  • 病態生理
  • 主な症状
  • 検査・診断
  • 治療法
  • 看護のポイント

4. 看護技術

  • 実習で行う可能性のある技術
  • 手順の確認
  • 注意点・観察点

疾患のまとめ方

基本の構成

  1. 定義:どんな病気か
  2. 原因・病態:なぜ起こるか
  3. 症状:どんな症状が出るか
  4. 検査:何を調べるか
  5. 治療:どう治すか
  6. 看護:何に注意するか

まとめ方のコツ

  • 箇条書き:見やすくまとめる
  • 図解:病態を図で理解
  • :比較しやすく
  • ページ数:A4で1〜2枚程度

例:糖尿病

定義:インスリンの分泌不足や作用低下により、慢性的に血糖値が高くなる疾患

分類

  • 1型:インスリン分泌の絶対的不足
  • 2型:インスリン抵抗性、分泌低下

症状:口渇、多飲、多尿、体重減少、倦怠感

合併症:網膜症、腎症、神経障害(しめじ)

検査:血糖値、HbA1c、尿糖

治療:食事療法、運動療法、薬物療法(経口薬、インスリン)

看護:血糖コントロール、低血糖への対応、フットケア、自己管理支援

領域別の事前学習ポイント

成人看護学(急性期)

  • 手術の種類と術式
  • 術前・術後の看護
  • 合併症と予防
  • 疼痛管理
  • 早期離床

成人看護学(慢性期)

  • 慢性疾患の特徴
  • 自己管理支援
  • 服薬指導
  • 生活習慣の改善
  • 退院指導

老年看護学

  • 加齢による変化
  • 認知症のケア
  • 転倒予防
  • ADL評価
  • 終末期ケア

小児看護学

  • 発達段階と特徴
  • 小児の疾患
  • プレパレーション
  • 家族支援
  • 安全管理

母性看護学

  • 妊娠・分娩・産褥の経過
  • 妊婦健診の内容
  • 産後の観察項目
  • 母乳育児支援
  • 新生児のケア

精神看護学

  • 主な精神疾患
  • コミュニケーション技法
  • プロセスレコード
  • 安全管理
  • 社会復帰支援

在宅看護論

  • 在宅医療の特徴
  • 訪問看護の役割
  • 家族支援
  • 多職種連携
  • 在宅での医療処置

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効率的な調べ方

使う教材

  • 教科書:まず教科書で確認
  • 病気がみえる:図解で分かりやすい
  • なぜ?どうして?:看護学生向け
  • 看護roo!:ネットで手軽に

調べる順序

  1. 教科書で基本を確認
  2. 参考書で詳しく調べる
  3. 分からないことをネットで補足
  4. 自分の言葉でまとめる

時間配分

  • 1疾患あたり30分〜1時間
  • 完璧を目指さない
  • 基本を押さえることを優先

事前学習の注意点

やりすぎない

完璧に準備しようとすると時間が足りません。基本的な内容に絞りましょう。

丸写しはNG

教科書をそのまま写しても頭に入りません。自分の言葉でまとめましょう。

実習中も学ぶ

事前学習は準備。実習中に実際の患者さんから学ぶことが本番です。

ファイリングしておく

まとめた資料は実習中も使えるようにファイリングしておきましょう。

事前学習のスケジュール例

2週間前

  • 実習施設・病棟について調べる
  • 領域の特徴を確認
  • よくある疾患をリストアップ

1週間前

  • 主な疾患について調べる(1日1〜2疾患)
  • 看護技術の手順を確認
  • 必要な物品を準備

前日

  • まとめた資料を見直す
  • 持ち物を確認
  • 早めに寝る

先輩のアドバイス

  • 「完璧を目指さなくていい。基本だけ押さえておけば大丈夫」
  • 「まとめた資料は実習中も何度も見返した」
  • 「先輩の資料は参考程度に。自分でまとめないと覚えられない」
  • 「疾患より、観察項目と看護を重点的に調べた」

まとめ

事前学習のポイント:

  1. 完璧を目指さない:基本を押さえる
  2. 疾患の基本:病態、症状、治療、看護
  3. 自分の言葉で:丸写しはNG
  4. 実習で使えるように:ファイリング
  5. 領域の特徴を理解:対象者、よくある疾患

事前学習は実習を乗り越えるための準備です。効率よく進めて、実習に備えましょう。

実習記録については実習記録の書き方も参考にしてください。

よくある質問

Q事前学習はどこまでやればいいですか?

完璧を目指す必要はありません。実習で担当する可能性のある疾患について、病態・症状・治療・看護の基本を押さえておけば十分です。詳細は実習中に調べながら学べます。

Q疾患について何を調べればいいですか?

基本的には①定義・原因 ②症状 ③検査 ④治療 ⑤看護のポイントを調べましょう。教科書の該当ページをまとめておくと、実習中も参照しやすいです。

Q事前学習にどのくらい時間をかければいいですか?

領域実習の場合、1〜2週間前から1日1〜2時間程度で十分です。完璧に準備しようとすると時間がかかりすぎるので、基本的な内容に絞りましょう。

Q先輩の資料をもらうのはありですか?

参考にするのは良いですが、そのまま使うのはNGです。自分で調べてまとめることで知識が定着します。先輩の資料は構成の参考程度にしましょう。

木村真由美(看護師6年目・実習指導経験)

木村真由美(看護師6年目・実習指導経験)

執筆者

看護学生の学習をサポートするため、実体験に基づいた情報を発信しています。

看護師免許

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