計算問題は捨てちゃダメ
「計算、苦手だからパス」と思っていませんか?国試の計算問題は毎年2〜4問出題されます。パターンを覚えれば確実に得点できるボーナス問題です。
頻出パターン1:点滴滴下数
公式
滴下数(滴/分)= 輸液量(mL) × 滴下係数 ÷ 時間(分)
滴下係数を覚える
- 成人用(20滴/mL):1mL = 20滴
- 小児用(60滴/mL):1mL = 60滴
例題
500mLの輸液を4時間で投与する。成人用ルート(20滴/mL)を使用した場合、1分間の滴下数は?
解き方
- 4時間 = 240分に変換
- 500mL × 20滴 ÷ 240分 = 41.6...
- 答え:約42滴/分
点滴管理は基礎看護学の重要テーマでもあります。
頻出パターン2:薬用量計算
体重あたりの計算
処方:「○mg/kg/日」の場合
1日量 = 体重(kg) × 処方量(mg/kg)
例題
体重60kgの患者に、抗菌薬を15mg/kg/日で3回に分けて投与する。1回量は?
解き方
- 1日量:60kg × 15mg = 900mg
- 1回量:900mg ÷ 3回 = 300mg
頻出パターン3:希釈計算
公式
希釈前の量 × 濃度 = 希釈後の量 × 濃度
例題
10%食塩水を使って、2%食塩水500mLを作りたい。10%食塩水は何mL必要?
解き方
- x × 10% = 500 × 2%
- x × 0.1 = 500 × 0.02
- x = 10 ÷ 0.1 = 100mL
頻出パターン4:酸素ボンベ
公式
使用可能時間(分)= ボンベ内圧(MPa) × ボンベ容量(L) × 10 ÷ 流量(L/分)
例題
500L酸素ボンベ、内圧10MPa、流量3L/分で使用。何分使用できる?
解き方
- 残量:10 × 500 × 10 ÷ 150 = 333...
- 答え:約333分(約5時間半)
※ 150気圧で満タン、内圧=残量の目安
酸素療法は在宅看護論でも頻出のテーマです。
計算問題を得意にするコツ
1. 単位を揃える
時間→分、g→mg など、計算前に単位を確認。
2. 公式を暗記
4パターンの公式を完璧に覚える。当日迷わない。
3. 概算で確認
答えが出たら「だいたい合ってるか」を確認。桁違いのミスを防ぐ。
4. 毎日1問解く
計算は慣れ。毎日1問でいいから解き続ける。
計算に関連する検査値の基準値も合わせて覚えておくと理解が深まります。
まとめ
計算問題はパターンが決まっているから、覚えれば確実に点が取れます。苦手意識を捨てて、毎日少しずつ練習しましょう。