実習でのミスとは
実習中に起こりうるミスには様々なものがあります:
- バイタル測定の値の誤り
- 患者さんの情報の取り違え
- ケアの手順ミス
- 物品の破損
- 報告・連絡の漏れ
- 患者さんへの不適切な対応
学生のうちにミスを経験し、適切に対処することを学ぶことは、将来の看護師としての成長につながります。
ミスが起きたときの対応
ステップ1:落ち着く
- 深呼吸をして冷静になる
- パニックにならない
- 状況を正確に把握する
ステップ2:患者さんの安全確認
- 患者さんに影響がないか確認
- 異常があればすぐに対応
- 患者さんの状態を観察
ステップ3:すぐに報告
- 指導者にすぐに報告
- 隠さない、一人で対処しない
- 正直に、事実を伝える
報告の仕方
5W1Hで報告:
- いつ(When):何時頃に
- どこで(Where):どの場所で
- 誰が(Who):誰に対して
- 何を(What):何が起きたか
- なぜ(Why):原因(分かれば)
- どのように(How):どう対応したか
報告の例
「すみません、報告があります。先ほど10時頃、○○さんのバイタル測定をした際、血圧の値を記録し間違えてしまいました。正しくは140/85mmHgでしたが、130/85mmHgと記録していました。今確認して気づきました。」
やってはいけないこと
絶対NG行動
- 隠す:後で発覚すると信頼を失う
- 嘘をつく:事実を歪めない
- 一人で対処しようとする:被害が拡大する可能性
- 言い訳をする:まず事実を報告
- 他人のせいにする:自分の行動に責任を持つ
報告後の対応
指導を受ける
- 指導者の話をしっかり聞く
- 素直に受け止める
- 分からないことは質問する
- 必要な対応を行う
振り返りを行う
- 何が起きたか:事実を整理
- なぜ起きたか:原因を分析
- どうすれば防げたか:対策を考える
- 学んだこと:教訓をまとめる
振り返りシートの例
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生日時 | ○月○日 ○時頃 |
| 発生場所 | ○○病棟 ○号室 |
| 何が起きたか | バイタル測定値の記録間違い |
| 原因 | メモを取らずに記憶に頼った |
| 対策 | 測定後すぐにメモを取る |
| 学んだこと | 確認の大切さ、記録の正確性 |
ミスからの立ち直り方
気持ちの整理
- 落ち込むのは自然なこと:自分を責めすぎない
- 誰でもミスはする:完璧な人はいない
- 大切なのは次に活かすこと
具体的な立ち直り方
- 振り返りを終えたら区切りをつける:いつまでも引きずらない
- 次の行動に集中する:前を向く
- 人に話を聞いてもらう:友人、教員に
- 体を休める:睡眠、リフレッシュ
- 小さな成功体験を積む:自信を取り戻す
辛いときの対処法
- 信頼できる人に話す
- 日記に気持ちを書く
- 体を動かす
- 好きなことをする時間を作る
- 睡眠をしっかりとる